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20世紀に入ると、社会的な非難が肥満者に対して向けられるようになりました。たとえば、新聞や雑誌には、肥満者をからかう漫画やジョークが掲載された。「がっしりした」という語は、本来は問題のない表現だったが、失礼な言い方とされるようになり、また、「太った」という語は、明らかに不快さをあらわすものとなりました。

そして、有名で重要な人物も、肥満であるというだけで嘲りの対象とされました。たとえば、アメリカ第27代大統領ウイリアム・タフトは、180センチメートル近い長身だったが、大統領在任中の体重は130キログラムを超していた。そのため、新聞漫画では、タフトの丸々とした体型がよく描かれ、時には、「丸カッコにはさまれた、金髪の大男」などと呼ばれることもありました。

そして、彼が、ホワイトハウスのバスタブに挟まって動けなくなったとき、その出来事は新聞各紙をにぎわせたといいます。

このように、アメリカではじめて、スリムでなければならないという社会的圧力が認識されはじめたとき、人々は、ダイエットのためにさまざまな手段を試みています。食欲抑制剤、利尿剤、下剤など、医師の処方瀋なしに入手できるあらゆる薬剤が使用されました。

また、ダイエット効果をもつという茶や薬用塩類、ダイエットのための器具も用いられました。もちろんこれらの中で、その後、長期的にダイエット効果があると認められたものは何一つとしてないです。

このような当時のダイエット法は、医学的には不適切であるにもかかわらず、市井ではひろく使用されたようです。

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